念誦は珠の中を糸を通して形を作っているのですが、
この糸は長年使うと経年劣化してしまい、
糸が伸びて珠の間から中の糸が見えてくることがるのですが
この場合は糸替えをする時期が来ている目安です。
そのまま放置していると、最悪の場合は糸が切れてしまい珠がばらけてしまいます。
そうなってしまうと、ばらけてしまった珠を拾い集めるのは大変です。
念誦を使っても使わなくても中の糸は年数を重ねると気が抜けて劣化していくので、
あまり回数を使っていなくても時々手にとって糸の状態を見て頂き、
珠と珠の間から糸が見えてしまっていたり、
そこまで行かなくても糸の張りが無くなっているように感じたら早めの糸交換をお勧めします。
糸が切れた時にいくつかの珠を紛失してしまった場合でも
珠足しができる場合があります。
玉足しが出来ない場合でも、
そのまま組むと長さが短くなる場合は
違う珠・石を間に入れることで長さを維持出来る場合や、
殆ど珠が残っていて元の長さとそれほど変わらない場合であれば
残った珠の並び方を変える事で上手い具合に組み直すこともできます。
房部分もある程度使っていると、
汚れてしまったり、毛羽立ってしまったりして傷んでくる部分です。
その部分を併せて交換することで、全体としての雰囲気が良くもなりますので、
房部分の痛みを感じ、気になるようでしたら是非ご相談ください。
また、意外と多いのが本体部分の糸は切れていないのですが、
房だけが切れて無くなってしまっている、と言うケースです。
その場合でも大抵は構造の関係で
全体の糸替えとセットになってしまうのですが、房の取り付けも承っております。
糸・房共に消耗部品なので、お安く交換しております。
長さ・珠数・珠足しの有無などで工賃は変化するのですが、
事前に無料でお見積もりをお出ししております。
もしお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
同様の構造でパールなどの連玉ネックレスの糸替え・各種修理も承っております。
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